ストリートファッションの王道であり、古着好きからの人気も高いNIKE。お洒落をする上では欠かすことのできないブランドです。
実はそのNIKEのアイテムはタグを見るだけで販売されていた時期を知ることができるのです。この記事ではその年代判別法について解説をしていきます。
古着好きやNIKEファンには必見の内容となっていますので、是非チェックしてみてください。
そもそもNIKEって?

NIKEはアメリカのオレゴン州に本社を置く、世界的スポーツブランドです。スポーツウェア、スポーツシューズ、アパレル、スニーカーなどを展開しています。
1972年にフィル・ナイトによって設立されたこちらのブランドは、64年にタイガー社(現アシックス)の商品の輸入販売を原点としてスタートしました。フィルは輸入販売で大成功を収めると、自身で靴をデザインすることを考えようになり、NIKE設立後には初めての商品としてオニツカタイガーとのコラボレーションで「ナイキコルテッツ」を発売しました。
その後、当時の天才ランナーであったスティーブ・プリフォンテーンがオリンピックの舞台でNIKEのシューズを着用した影響などもあり、数年の内に大きな成長を遂げていました。
そして79年には「ティルウィンド」というエアを初めて搭載した商品を発売します。現在ではナイキの代名詞ともいえるエアシステムが初めてこの世に出たのがこの時です。
80年代に入ると、現在は王道となっているエアフォースワンや伝説のバスケットボール選手であるマイケル・ジョーダンのシグニチャーモデルであるエアジョーダンが誕生します。現在のナイキを席捲している名作達が登場したのがこの時期ですね。
90年代にもサッカー事業が急成長を遂げた事に加えて、日本でも社会現象となったエアマックス95が発売されるなど、NIKEの勢いが衰えることはありませんでした。
そして、NIKEは現在では「世界一のブランド」とも言われるようになりました。00年代に突入してからも新商品の開発やコラボレーションなどは積極的に行われ、その人気は今もなお高いです。
スニーカーだけでなく、ウエアにも歴史が
スニーカーのイメージが強いNIKEですが、そのウエアにも世界中に数多くのファンが存在します。半世紀以上のNIKEの歴史の中で、様々なウエアがリリースされてきました。古着屋でNIKEのウエアを見たことある方もとても多いと思います。
NIKEのウエアには年代によってそれぞれ魅力が存在するため、ウエアの年代を知ることができればより自分の好みに近いアイテムを見つけることができます。また、年代物のスニーカーに合わせて同年代に販売されていた服を着るというのもいいですよね。
タグで年代を見分ける方法
ここからは、タグを使ったNIKEのアイテムの年代判別法を紹介していきます。とても簡単なものなので、是非参考にしてみてください。
・70年代前半~70年代後半

こちらの年代のタグは「Pinwheel tag」と呼ばれ、風車のイラストが描かれたものとなっています。また、こちらのタグ以外にもNIKEの前身となった「BRS(ブルーリボンスポーツ)」という社名の入ったタグもありますが、こちらは市場に出回ることがほとんどないそうです。
・70年代後半~80年代前半

また、70年代から80年代にかけては「オレンジタグ」というタグも存在しています。このタグの中でもMADE IN USAであるアイテムは特に人気があり、レアなものとなっています。また、「オレンジタグ」には2つのタイプが存在しています。レジスターマークと呼ばれるRのマークがロゴの隣に表記されているものと、それが代わりにTMマークになっているものです。Rマークはこのタグの前期に販売されたもの、TMマークはRマークに代わって後期に販売されたものに表記されています。
・80年代前半~80年代後半

80年代のアイテムに多いこちらのタグは「紺タグ」と呼ばれています。この年代のアイテムはこれ以前のアイテムに比べて市場価格が比較的安価であることが多いので、初心者の方などにはおすすめです。「オレンジタグ」と同様にこちらのタグにも前期と後期があります。前期のものは白が基調となっており、スウォッシュや文字は青色で表記されています。それに対して後期のものは青が基調となり、ロゴなどが白色で表記されています。
・80年代後半~90年代前半

80年代から90年代にかけてのアイテムに付いてるこちらのタグは「銀タグ」や「グレータグ」と呼ばれています。アイテム数が多いことが特徴で、古着屋で見かけるアイテムもこのタグであることが多いと思います。また、ビンテージ物として扱われるのは一般的にこの年代までとされています。
・90年代後半~00年代

こちらの年代に販売されていたアイテムに付いていたタグは「白タグ」と呼ばれています。こちらのタグも古着で見かけることが多いですね。
・00年代後期~
00年代中盤以降に発売されたアイテムは画像のような2色のタグとなっています。この年代になりますと、あまりレア物は存在しませんね。
年代を知ればよりコーディネートを楽しめる
上記で紹介したタグによる年代判別法を使用すれば、NIKEの古着をより楽しむことができます。年代の同じスニーカーと一緒に着用してみたり、同年代の他ブランドアイテムと合わせて着てみるなどするのは最高ですね。また、その服が売られていた年代を知ることで歴史を感じることができるのも良いですよね。
皆さんも是非古着屋をめぐる際は、NIKEのアイテムのタグを見るようにしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?タグを知ると、そのブランドの歴史がみえてきて楽しいですね。
ちなみに、当サイトでは全国の古着屋を紹介するサービスを提供していますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。
参考サイト
「NIKE(ナイキ)のタグで年代を判別する方法」
「ナイキ:NIKE」